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■夫の出産立会い記(エピローグ)
21時24分。5時に破水してから、約16時間半。
俺も疲れたけど、嫁さんは本当に良く頑張ったと思う。ずっと一緒に付いてはいたけど、何か役に立てたのだろうか。

しばらくして、きれいになった赤ちゃんと改めて対面。おくるみに包まれた小さな体を恐る恐る抱いてみる。
まだ目も開いていなくて、本当に小さい。
「お父さんだよ~。」と言ってみるが、その時はまだ実感はなかった。

その後、これでやっと開放されると思ったのもつかの間。
出産時、大量に分泌されるといわれるドーパミンのおかげでハイになっていた奥さんが、その反動で急激にうつ状態に。
安心したら、溜まっていた疲労がいっぺんに出てきたらしい。過呼吸まで引き起こし、個室に移動することに。

嫁さんを安心させるために一晩ついていた。嫁さんは精神が不安定になり、急に泣き出したりした。
嫁さんは嫁さんで、不安でいっぱいだったらしい。先生がとんでもなく若造だったこと。「明日の昼までかかる」とか「帝王切開の可能性がある」とか言われたし、「子宮口が硬い、硬い」といわれ続け、さらに途中で「羊水が少しにごってきている」とかも言われて、不安でしょうがなかったらしい。それでも嫁さんはお腹の子にずっと、こう言い聞かせていたらしい。
「どんなに痛くてもお母さんが我慢するから、早く出ておいで。」と。

夜が開け、嫁さんも落ち着いたので、一度、家に戻ることに。
外はあいにくの雨模様だった。傘を持っていなかったので、病院の売店でビニール傘を買って帰った。
電車に揺られながら、色んなことを思い出し、考えていたら、ふいに涙があふれそうになった。電車の中は人目もあるのでさすがにこらえたが、電車を降りて歩き出すともう止まらなかった。
どうせ雨だし、よく見えないだろうから、かまうものか、と涙が流れるに任せた。
雨で灰色の景色のはずが、やけにみずみずしいものに映った。道端のなんてことない植物なんかが、かけがえのないいとしいものに思えた。
今まで何の意味もないと思っていた自分の人生だったが、すべて意味があったんだ、と突然心から納得した。
嫁さんに感謝した。生まれてきた子に。両親に感謝した。出会ったすべてのものに感謝した。
今思えば、俺も半分徹夜でハイになっていたのだろう。この気持ちはいつまでも続かないかもしれないけど、この感動は忘れずにおこう。
そしていつか、子供が大きくなったら、自分が産まれた日のことを話して聞かせてあげよう。そう思った。
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■夫の出産立会い記(その4)
夫の日記。

。。。いったい、いくつの陳痛の波を超えてきたのだろう?
気づいたら、夕方だった。半ば意識を失いながらも、嫁さんの肛門は抑え続けていたらしい。
朝から陳痛室に入り浸り続け、気が付けば、担当の助産師さんも3人目となっていた。(シフト制のようだ。)
ここで3人の助産師さんについて、紹介しておこう。

1人目:通称「おっちょこ」(俺と嫁さんがつけたあだな。)
・・・とにかくおっちょこちょい。パパママ教室の先生をしていたので、鮮明に覚えているが、手順や備品をことごとく忘れ、集まった妊婦及びその旦那に「この病院、本当に大丈夫か?」と不安を抱かせた新米助産師(勝手にそう思っているだけ。違ってたらすいません。っていうか、それでベテランだったら困る!)でも、明るく感じのいい人。昔、ドラマでやってた「ナースのお仕事」の観月ありさ的な感じ。
2人目:××××さん(本名がそのまま映画スターのような可愛い名前の人)。嫁さんと俺は常にその美しいフルネームで呼んでいた。名前の通り、可憐な花のような人。嫁さん曰く、「女の私でもうっとりするわ~」。性格も優しく、笑顔も素敵。癒された~。
3人目:○○さん。優しさと強さを兼ね備えた理想の助産師。常に落ち着いて、我々新米夫婦を安心させてくれた。

7時ごろ、猫に餌をやっていなかったことに気づく。まさか、破水してからこんなに長くかかるとは思っていなかったので、自動給餌器もセットしていなかった。片手で嫁さんのケツを抑えつつ、片手で親に携帯メールを打つ。
親を呼び出しついでに晩飯を買ってこさせ、猫の餌をやりに行かせる。
俺は再び、片手でおにぎりなどをほおばりながら、嫁さんのケツを抑え続ける。
3人目の助産師さんに代わってから、事態は急激に進み始める。
「ちょっと診察してみようか。」
ベテランなので、先生を呼ばずに自分で診察をしてくれる。
「どうですか?」
「うん、開いてきてる。開いてきてる。」とのこと。
「よかった~。」嫁さんが安堵の声を上げる。
ずっと、硬い硬いと言われ続けた嫁さんの子宮口。ここへ来て、やっと緩み始めたらしい。
そして、20時過ぎ、ついに助産師さんから「いきんでOK」の言葉をいただく。陣痛の波にあわせて、「いきむ→力を抜く」を繰り返すこと数10分。再び助産師さんが診察をしてくれ、「そろそろ、頭が見えてきている」とのこと。それにしても先生はどこへ行ったんだ?
そしてついに、分娩室へ移動。これまでの長い長い展開から一転、あっという間にことが進む。
分娩室に入ると、助産師さん3人で着々と準備を進める。陳痛が来ると、3人で「はいっ、頑張れ」「上手、上手」とか掛け声をかけてくれる。俺も真似をして、「頑張れ」とか「はい、力抜いて~」とか言ってみる。
そしてついに先生登場!やはり今朝の若造だ~。大丈夫か?!
まあ、3人の助産師さんがベテランらしく、きちんとフォローしてくれそうだから大丈夫か。と自分を納得させる。
あれよあれよと言う間に出産体制に入り、嫁さんの足の間で助産師さんと先生がスタンバイ。
俺は嫁さんの後ろで、見守るだけ。
「ほら、もう頭が出てきてるよ~。」
「もう少し、もう少し」とか助産師さんたちが口々に言ってくれるが、俺からは全く見えないので、実感がない。
それにしても、女の人というのはすごいもんだ。楽することが大好きな嫁さんが、ものすごい力で頑張っている。
そしてついに、生まれたらしい。
産まれた瞬間というのは、当然ながら俺からは見えない。
「生まれたよー」という助産師さんの声で「あー、生まれたんだ。」と思った。そして、その直後、「どーん」という感じで、助産師さんが嫁さんの腹の上に赤ちゃんを置いてくれた。
「あー、可愛い。ママだよー。」
一仕事やってのけた嫁さんが、出産の興奮そのままに歓喜の声を上げる。俺も「パパだよー」とやりたいような気もするが、ただ見守っていただけの男はただ静かに見守るのみ。
「はい、パパとも握手。」と言って、助産師さんが赤ちゃんの手を渡してくれた。まだべちゃべちゃで他人から見ればおサルのようにしか見えないんだろうけど、なんとも言えず、可愛かった。
「よく来たね~。」そう言って、小さな手を握るというより、つまんであげた。
赤ちゃんを綺麗にするまで、一度、外に出て待つことに。外では、母親が待っていた。母親のことなんて、正直忘れていた。
廊下で座って待っていると、陳痛室の中から、「ハッピーバースデイ」の歌と赤ちゃんの泣き声が聞こえてきた。
「ハッピーバースデイ」の歌はエンドレスで流れ続け、赤ちゃんの元気な泣き声も断続的ながらエンドレスで響いていた。。。
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■夫の出産立会い記(その3)
夫の日記。

出産から早くも1ヶ月以上が経ってしまった。
まさにあっという間である。
夫婦2人して、0ヶ月の赤子に振り回され、ブログどころではなかった、というのが正直なところ。
しかし、一旦書き始めた『出産立会い記』なので、最後まで書いておこう。

(つづき)
恐る恐る陳痛室に入ると、嫁さんがぐったりしていた。
「だ、大丈夫?」恐る恐る声をかけると嫁さんいわく、
「うー、死ぬかと思った。。。」
聞くと、子宮に手を突っ込まれ、ぐりぐりされたとのこと。さらに風船を入れられ、無理やり膨らませられたらしい。そして、風船は入れたままだそうだ。
嫁さんは被害の状況を悲壮感たっぷりに話してくれた。男には分からないが、多分とてつもなく痛いんだろうということは想像できた。
「全くひどい医者だ!」と嫁さんと一緒に腹を立てる俺。
今思えば、女先生は医者として当然の処置をしてくれただけなのだが、我々夫婦は何故かいわれのない暴力を受けた被害者というような気分になってしまった。(女先生、すいません。。。)
昼前に母親が到着。しかし、来てもらってもやってもらうことがない。昼飯の買出しに行ってもらう。
その頃になると、少し余裕も出てきて、片手でおにぎりを食べながら、片手でテニスボールで嫁さんの肛門を抑える、という芸当もなんなく出来るようになっていた。(ちなみに陳痛時、テニスボールで肛門を抑えてもらうと楽になるというのは、出産立会い業界では有名な話。パパママ教室でも習ったし、陳痛室にもしっかりとテニスボールが備え付けてあった。)
買出し以外、特にやってもらうこともないので、母親には一旦、帰ってもらう。
その後も、夫はひたすらテニスボールで肛門を抑えながら、3,4分ごとに襲ってくる陣痛の波にあわせて腰を押し続けた。
一番つらいのは嫁さんなのだが、夫も結構つらかった。何がつらいって眠いのがほんとつらかった。昨夜は夜中の2時過ぎに寝て、5時にたたき起こされたわけで、3時間足らずしか寝てない。しかも、1週間分の疲労が蓄積しており、体が勝手に休息を求め、何度も何度も気を失いそうになった。
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■夫の出産立会い記(その2)
夫の日記。

陳痛室に着くと、嫁さんが何やら変な機械と点滴につながれていた。
「大丈夫か?」と尋ねるも、何やらつらそうな様子だ。
そこへ、「○○さーん、どうですかー?」と手術着を来た若い兄ちゃんが入って来た。
ん?まさか、こやつが先生?
と思いつつも、話を聞く。
話によると、子宮口が開いていないため、今すぐどうこうというのは出来ないらしい。子宮口が開いていないのに、陳痛促進剤だけ処方してもつらいだけらしい。子宮口を柔らかくする点滴を打っているとのこと。また、羊水が少しにごってきているので、最悪の場合、帝王切開もありえるとのこと。その場合にそなえて今から、食べたり飲んだりは禁止とのこと。
「はー、そうですか。」と言うしかない俺。いくら若造とはいえ、医療免許を持っている人間と対等に議論できるほど、医学知識は持ち合わせてはいない。たいていの人は、「はー、そうですか」というしかないはず。
陳痛は周期的に来ているらしい。陳痛が来るたびに、パパママ教室で習ったように、嫁さんの呼吸に合わせて腰を押してみる。少しは楽なようだ。
つながれている機械は、お腹の張りと陳痛と赤ちゃんの心拍を記録する機械のようだ。機械から記録用紙が吐き出されており、そこに陳痛の周期的な波が記録されている。
しばらくすると、さっきの若先生が女の先生を連れてやってきた。
「あっ、旦那さんは外でお待ちください。」と早速追い出されてしまった。
外で待っていると、突然、嫁さんの叫び声が。
なんだ。なんだ。どうした。と思うも、女の先生に「旦那さんは外で待っててください。」と言われたし、「先生がついてるんやから、大丈夫やろう」と思い、じっと待つ。
しばらくして、女先生が若先生を引きつれ、廊下に出てきた。
「子宮口を柔らかくするマッサージをしておきました。」とのこと。「いかんせん、硬くて硬くて。明日の昼まで様子を見て、それまでに出て来なければ、帝王切開で取り出す。」とのこと。
「明日の昼だって~?まだ、24時間もあんじゃん。」
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■夫の出産立会い記(その1)
夫の日記。

ついに、子供が生まれた。

土曜日の早朝5時半。ガンガンと壁とたたく音と、○○ちゃ~んと俺を呼ぶ声に目が覚めた。目が覚めた瞬間にピンと来た。ついに来たか。
出産予定日を過ぎても、何の予兆もなく、週末は2人で過ごせる最後の休日だと思っていたのだが。
嫁の寝てる部屋に駆けつけると、案の定、破水したとのこと。
慌ててタクシーを呼ぶ俺。これは喜ぶべきことなのか、慌てるべきことなのか、半分寝ぼけたままの頭では判断出来ない。
嫁さんの指示に従い、荷物を準備。嫁さんの着替えを手伝う。
意外に早く、タクシーが到着し、嫁さんを後部座席に寝かせ、病院へ向かう。
こんな時でも、嫁さんは冷静で、親に連絡するように指示を出す。親に電話をし、破水し病院ヘ向かっていることを伝える。これから病院へ向かうとのこと。

病院へ着き、産婦人科へ。簡単な検査を行う。
結果、破水はしているが、まだ子宮口が開いておらず、今すぐどうこうというのは出来ないとのこと。一旦、病室にて様子をみることに。

嫁さんのススメもあり、一度、家に帰ることに。親にも再度、連絡し、まだ来なくても良い旨伝える。

家に帰り、シャワーを浴び、朝ごはんを食べる。猫にもご飯をあげる。そういえば、嫁さんが破水した時、猫も心配そうに寄ってきて、嫁さんにすりすりしとったっけ。猫は猫なりになんか分かるんやろーな。

その日が返却期限のマンガを先に返しとこうと思い、マンガを持って家を出る。マンガを返し終わって病院へ向かっている途中で、嫁さんからメールが。
「陳痛室に移動した」とのこと。意外に早い展開に内心焦る。すぐに親にメールすると「今から向かいます」だって。親もなにやら張り切ってる様子。

病院に着き、陳痛室に入ると、嫁さんが点滴につながれて横になっていた。これから長い長い陳痛との戦いが始まるとは、その時の俺は夢にも思わなかった。

(その2へと続く。)
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プロフィール

まるこ

Author:まるこ
夫(nanoパパ):33歳。我が子にメロメロで、娘を笑わせることに日々勢力をそそいでいる。食事・オムツ替え・娘と二人での外出など一通りの育児をこなすマイホームパパ。ようやく我が子に懐かれ、「パパ好きで困る」と嬉しい悲鳴。

妻(まるこ):30歳。現在子育て奮闘中の新人ママ。子連れでいける行事をさがしあちこちにでかける毎日。娘と教育テレビばかり見ているので、夢の世界の住人のようになっている。母乳だからと調子にのって食べすぎ、やや太りつつあるのが気がかり。

娘(nanoko):おしゃべり大好き元気な女の子。小さい体からは想像できないパワーで大人を翻弄する毎日。最近のマイブームは鼻歌とダンス。好きな食べ物はお好み焼き・金時豆。猫のこまるとしまじろうが大好き。ママには言わないおはようも、こまるとしまじろうにははっきりと言う。

猫(こまる):5歳。夫婦が結婚した時から家族の一員に。何をせずともnanokoの笑いを誘える唯一の存在。nanokoに好かれすぎて危険を感じ逃げ回る毎日。

いくつになったの

*script by KT*
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